豊平川は、石狩川水系に属する一級河川です。札幌市の水道水の98%をまかなっていると言われています。豊平川は、上流にある豊平峡ダムによって治水管理がおこなわれています。豊平渓ダムは1972年に完成した特定多目的ダムです。北海道電力が所有する豊平峡発電所による水力発電もおこなわれていています。あらゆる面で札幌市民の生活を支える川、それが豊平川なのです。
カムバックサーモン運動
北海道を代表する魚のイメージが強いサケですが、高度経済背長期の水質悪化が原因で、豊平川からサケは姿を消しました。しかし1974年に「カムバックサーモン」という市民運動が始まり、サケの稚魚の放流が始まりました。1981年には初めて帰ってきたサケが確認され、現在は2000匹前後が毎年帰ってきています。